基本技統一講習会

活動報告も兼ねて……。

 八光流本部道場にて、9月の8・9日と11月の17・18日にかけて『全国基本技統一講習会』と銘打たれた基本技セミナーに参加しました。

『統一』と冠はついていますが、地方支部や各古参師範の技風を否定するものではなく、八光流の技が多種多様に伝播したが故に解りにくくなってしまっている護身道としての原点を学びなおす機会として、とても有意義なものであったと思います。

 まだ二回の開催で講習会はまだまだ続きますが、今回にて八光流基本中の基本の初段技を全ての再履修を終えてきました。

 奥山貴士本部道場長が古今の技を精査したうえで公開にいたった今回の型(以下便宜的に統一型と仮称)は、最新のものと言うより非常にクラシカルな内容で、暴漢が蛮力で襲ってくるという想定において、如何に「誰にでもできる」技であり得るのか?を体現するものでした。

 一見クラシカルな復古運動に見えるようでありながら、単なる戦後期の八光流のままの内容ではなく、後年制定された皆伝技や三大基柱の内容までを暗に踏まえた解説と模範実演をされており、しっかりと八光流柔術の最奥伝と皇法指圧を学んだ者であれば、改めて八光流柔術が初歩初学から極意を伝えその下地をしっかりと作り上げる優れた型のカリキュラムになっていることを思い知らされる講習会であったと思います。

 私個人の感想としては師匠が古い世代の師範の系統だったので、まずクラシカルな技から学んで後に今様の技を学びなおしたことから、セミナー中は懐かしいという感慨とともに、師匠に入門して以来の十数年分の疑問が次々と解き明かされる興奮にワクワクしっぱなしでした。

 また、9月のセミナー以降文武塾では生徒さん達に初段技を統一型で再学習してもらっているのですが、技が化けると言いますか「以前より技をかけるのがとても楽になった!」と喜びの感想をいただくこともあるようになりまして、学びなおしという手間をかけても取り組む価値があるものだと感じています。

 今回の基本技セミナーにおける統一型の形と内容は八光流柔術の原点回帰にして最奥秘三大基柱までの学びの起点であり、そして常に稽古の中心に定めておけばむやみやたらな多様化に陥って道を見失わないために心強い基点ともなるものだと感じました。

 統一型の公開に踏み切ってくださった本部道場長と、この機会を企画し運営につとめてくださった師範方、そして会場の提供だけでなく特別講習会まで開いてくださった奥山宗家に感謝いたしますと共に、この機会に学んだことを無駄にしないようしっかりと稽古し身につけて体現できるよう努めたいと思います。

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テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

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