【柔術みちしるべ ~雑記 羽生竜王の恐怖心克服法~】

【雑記 羽生竜王の恐怖心克服法】

 昨日たまたま目にとまった、将棋の羽生善治竜王のインタビュー記事です。

『マイナビ学生の窓口 ~羽生竜王が実践する、失敗を恐れないメンタルのつくり方! 恐怖心を克服し勝負を制するには?~』
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/52869

 要約しますと、緊張にも悪い緊張「身がこわばる」と良い緊張「身が引き締まる」の二種類があって、恐怖心を克服するには普段から理屈ではなく身体で「身が引き締まる」体験を繰り返し積むことによって恐怖に打ち克つことができるということ。

 永きにわたって戦い続けそして永世七冠になるまでに勝ち抜いてきた羽生竜王の見解なので、とても説得力を感じました。
 そしてこの「身が引き締まる」という表現がとてもストンと腑に落ちましたので、羽生竜王のお話に便乗して八光流の稽古でとても大切なことを述べてみることにします。

 私がこの【柔術みちしるべ】において「型稽古では掛(攻め方)はしっかり正しく取を攻めなければならない」と繰り返し述べてきたのも、つまりこの「身が引き締まる」体験を取に積んでもらうためだと言えます。

 掛が「攻め掛かる役」ではなく「やられる役」をやってしまう型稽古や、掛が取のアクションを積極的に受け入れて自ら動いてしまう従順な稽古や、攻防の態をなさずに身体操作と感覚を追及するボディーワーク的稽古などでは、もしもの時の護身に役に立たないと述べてきたのも結局それらだけでは護身の場では恐怖心からの「身体がこわばる」ことを克服できないからというわけです。

 八光流柔術は和気藹々と楽しく笑顔で稽古するべき武道です。

 ですが、四六時中ゆるゆるだらだら・ヘラヘラニタニタと笑って稽古していては意味がありません。一本一本・一回一回の技の際に掛は気迫をもって攻めてあげることで、取に「身が引き締まる」体験をさせてあげるのが今の文武塾が目指している稽古スタイルですね。

 その緊張感のなかでニッコリ笑う、あるいは呵呵大笑できるように『訓練』するのが八光流柔術を本当に護身で活用するための肝心要なのだと思います。

テーマ:武道・武術 - ジャンル:スポーツ

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